新中学3年生 高校受験 受験勉強の始め方
受験学年になったら、もっと「学び方」を意識しましょう。努力は当然必要ですが、同じだけがんばっても、やり方によって成果には大きな差がつくからです。数学と英語と国語で何を意識すればいいのか、ポイントをまとめてみました。
数学 問題を解いて解法を蓄える数学の勉強法を正しく理解しよう
数学は大変だと漠然と思っている人が多いようです。でもよく考えてみると、絶対に覚えなければならない基本事項は、他の科目に比べるとかなり少ないのです。そこに気づくと、各単元の必修事項をものにすることは楽になります。まず、そこを万全にして、あとは実際に問題を解きながら「解法」を経験的に蓄えていくのが、数学の勉強のしかたなのです。だから問題演習をたくさんやる方がいいのです。
● 残り時間と自分の力に合わせた勉強をしよう
わからない問題といくらでも時間をかけてじっくり格闘する……。数学の好きな人が時間のたくさんあるときにやる勉強としては、これはすばらしい方法です。しかし、苦手な人や時間のない人は、こんなことをしていたら勉強が進まなくなってしまいます。ある程度真剣に考えてもダメなら、答えを見てしまう方がいいこともあります。模範解答を理解することも、とてもいい勉強になるのです。わかったと思ったら類題でそれを試してみましょう。勉強は苦行ではありません。限られた時間の中で結果を出すにはどうしたらいいか、常に考えて努力しましょう。
英語 入試はなんといっても文章問題 読める語数を増やしていこう
入試で出題される英文がとても長くなっていることは聞いていると思います。公立高校の入試も例外ではありません。ですから、長い文章が読めなければ合格は厳しくなります。最終的に受験レベルの長さに対応できるように考えて、自分の読める語数を徐々に増やしていく発想を持ちましょう。少し苦しいという感じの量の新しい題材に積極的に挑戦し続けることで、読みこなせる語数を増やしていくことができます。
● 文法・語法は形式別問題集で反復練習する
文法・語法ともに夏休みが終わるころには相当の知識がたまっているはずです。それらを入試で使えるように完全に自分の血肉とするには、形式別の問題演習で徹底的に鍛えるのが一番です。「またこの問題か」とうんざりすることが多くなる頃には、基本的な文法事項を問う典型的な書き換え問題や適語補充問題などは反射的に答えられるようになります。それらは当然、模試でも入試でも頻出の内容ばかりなので効果は歴然です。英語の点数は今までより上のラインで安定してくるはずです。
● 熟語の例文暗記は入試でキミを救う
先輩たちが「これは役に立った」と口をそろえるのが、頻出熟語の例文暗記です。熟語を覚えていると、入試でダイレクトに正解できる問題が出るばかりでなく、文法単元をクロスオーバーして多彩な例文が頭に入っているので、構文や語順の感覚がよくなるといううれしい効果もあるのです。こんな一石二鳥のすばらしい対策はそうあるものではありません。まずは200 個を目標に熟語の例文を覚えれば、その時点から英語で少し変わったという感触が得られるはずです。ぜひ、がんばって覚えてみましょう。
国語 一度の読みで内容をだいたいつかめるようになろう
英語と同じで、今の入試は読ませる量がやたらに多くなっています。文庫本にすると、本文だけで15~20 ページぐらいを50 分で読み、しかも問題を解かなければいけないという状態です。したがって、合格に必要な技術は、「長い文章を一度すばやく読んで概略をつかむ力」ということになります。これを可能にする集中力を1 年間の演習の中で身につけることが、国語の最大の課題です。一題一題の読解問題に真剣にぶつかっていきましょう。
● きちんとすべてを読む習慣をつけよう
今言ったことと逆の話のようですが、もう一つ大切なのが、きちんと読む力です。ただ速いだけの読み飛ばしが習慣になっていると、入試のときに手痛い失敗をしてしまう可能性が高いのです。さて、これには心の落ち着きが必要です。たとえのんびりしている暇はなくても、「急がば回れ」の心で、細部をおろそかにせず確認することを励行しましょう。具体的には、設問や、その対象となる傍線部をきちんと読むことを心がけてください。この感覚は、国語だけにとどまらず、英語や数学での勘違いやうっかりミスを防ぐことにもつながります。効果は絶大です。
● 古文を早めに勉強して自信をつけよう
公立高校の国語入試問題の平均点を見ると、古文の大問は、事実上古文の力など不要な易しい問題なのに、平均点が低くなっています。苦手意識に押しつぶされてしまう人がいかに多いかということでしょう。古文は少しまじめに勉強しておくと、基本問題しか出ないので点になりやすい分野であることを知っておきましょう。一学期のうちから塾で扱う機会を大切にして理解を積み重ねれば、たいした苦労もなく得意分野に仕立てることができます。これは受験でポイントを稼ぐコツのひとつです。